今回、いわの美術がお買取したお品物は、ヘレンドのヴィクトリアブーケです。
カップ、ソーサー、プレートの3点セットでトリオセットなどと呼ばれています。
ヘレンドには様々な絵付けパターンが存在しており、ヴィクトリアブーケはヘレンドの代表的な絵付けパターンとして広く知られています。
なぜ、ヴィクトリアブーケと呼ばれているのかと言うと、1851年に開催されたロンドン万国博覧会でヴィクトリア女王が、華やかな色合いの蝶や花など東洋の雰囲気を持ち合わせたディナーセットを選んだ事に由来しています。
確かにお買取したお品物は一見、洋風なデザインに見えますがよく見ると東洋風な作風になっています。
また、ヘレンドは熟練した腕を持つペインターによって絵付けが行われている「オールハンドペイント」ですので、同じヴィクトリアブーケでも柄に多少の違いが出てきます。
そのため、一つとして同じものがないのもヘレンドの魅力です。
今回のお買取はコレクションしていた洋食器を処分したいというご依頼を受け、出張買取で対応させて頂きました。
中古市場でも人気の高いヘレンドですが、いわの美術でも高価買取で対応しております。
ヘレンドには今回お買取したヴィクトリアブーケ以外にも、インドの華、ウィーンの薔薇、ロスチャイルドバード、アポニー・シリーズなど人気の絵付けパターンがたくさんございます。
絵付けパターンによって買取額も変わってきますので、お問合せの際はどの絵付けパターンのヘレンドでどのようなお品物なのかお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、お手持ちの洋食器がヘレンドかどうか分からない場合はバックスタンプをご確認下さい。
こちらのお写真のようなマークが入っていましたら、それはヘレンドの洋食器です。
また、バックスタンプは年代によって使われているものが違うため、「HEREND」の文字が読み取れるようであれば一度、いわの美術までご相談下さい。
もちろん、ヘレンド以外の洋食器の買取も行っておりますので、ご自身の判断で処分してしまう前にお電話、メールにてお問合せ下さい。