今回は、北欧フィンランドの名窯ARABIA(アラビア)のプレート2枚をお買取致しました。
お買取したのは、アラビアの名作、Valencia(バレンシア)シリーズです。 アラビアのバレンシアは、コバルトブルーの鮮やかな輝きが美しく、1960年に製作が開始されて以来のロングセラーで、日本でも大変人気のあるシリーズです。
バレンシアのデザインは、アラビアを代表するデザイナーUlla Procope(ウラ・プロコッペ)によるものです。ウラ・プロコッペのファンの中でも、お買取のバレンシアシリーズは、大変人気が高く、コレクターが多いことでも知られますが、残念ながら2003年に生産が終了してしまっています。
お買取のアラビアのバレンシアの絵柄は、一つ一つハンドペイントで施されていて、ひとつとして同じものはありません。
また、裏面には、ウラ・プロコッペのイニシャルと、絵付け師のイニシャルが入っています。このハンドペイントのサインは、新しい年代のものにはみられず、1960年代初期にフィンランド国内販売用に製作されたもののみといわれています。
表も裏も稀少な終売品のアラビアのバレンシアをお買取させていただきました。
いわの美術では、近年の北欧ブームにのって、日本でも人気の高いアラビアの洋食器の買取を行っています。
アラビアは、1873年フィンランド、ヘルシンキ郊外の「アラビア」地区にて創業された北欧を代表する窯で、デザイン性、芸術性に優れながら、使い勝手に配慮した実用的な陶磁器の制作で人気となっています。カイ・フランク、ビルイエル・カイピアイネンなどの人気デザイナーによる、シンプルな中にもぬくもりを感じさせる北欧的な作品は、ヨーロッパのみならず世界を魅了し続けてきました。
アラビアといえば、今回買取の人気シリーズだったバレンシアの他、アネモネ、パラティッシなどが代表作としてあげられますが、やはりコレクターものとしてはずせないのがムーミンをモチーフとした人気のシリーズです。
限定数の限られたムーミンのマグカップや、廃番・終盤品のムーミンコレクションのアイテムは、コレクター垂涎の的となっており、こういったお品をご売却をお考えであれば、高価買取の可能性も高くなります。 いわの美術では、ムーミンコレクションなどのアラビアの洋食器の買取実績も豊富です。
コレクション整理などで、ご売却・ご処分をお考えのアラビアの洋食器がございましたら、お気軽にいわの美術までご相談ください。