こちらの気品ある猫の形をした置物は、先日お買取致しましたロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトです。
お買取したロイヤルクラウンダービーのお品は、作品底裏面のバックスタンプのロイヤルクラウンダービーのマークの下に記載してあるように、Royal Cats(ロイヤルキャット)というものです。さらにAbyssinianという文字がみえますので、猫の種類はアビシニアンという古代エジプトの「聖なるネコ」に似た外見をもつエレガントな猫の種類をイメージした作品です。
英国が誇るロイヤルクラウンダービーらしく、王冠を頭にのせて、気高さのある堂々とした面持ちのペーパー・ウェイトです。
お買取したロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトですが、お買取の際は、本来あるはずのペーパー・ウェイトの金ボタンがありませんでした。
ロイヤルキャットの底裏面の写真にみられますが、バックスタンプの横にある穴には、本来であれば金色のボタンがあるべき部分でしたが、買取査定時には欠落しており、マイナスの買取評価となりました。
この金ボタンのもとの用途は、穴から砂を入れて重量感をだし、その砂のストッパーとしての役割をもっていました。
現在では、もともとのペーパー・ウェイトとしての用途というよりも、フィギュリンとしてコレクションされている方が多いですが、このペーパー・ウェイトの金ボタンは、現在ではロイヤルクラウンダービーのオーセンティシティの証として、また品質を示すものとして大切にされています。
ロイヤルクラウンダービーは、イギリスのノッティンガムロードに創設されたボーン・チャイナの老舗です。その後、社名にもあるダービーに工場が作られ、そして、1890年にヴィクトリア女王より「ロイヤル」の名を冠することを許されました。
今回お買取したロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトは、1981年に生まれた動物をモチーフにしたミニチュア・コレクションです。
鳥や犬、ウサギなどだけでなく、蛇、鯨、白熊、カメレオンなどの変わったモチーフのペーパー・ウェイトまで様々あり、年々新しいアイテムが追加されています。
その一方で、終売となるものもあり、そういった終売品は、ものによってはプレミア価値のつく場合もございます。
いわの美術では、ロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトの買取実績も年間多く有しており、お品物によっては高価買取もしております。
ロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトのコレクション整理などで、ご売却をお考えのお品がございましたら、是非一度いわの美術まで、ご相談ください。ロイヤルクラウンダービーのペーパー・ウェイトだけでなく、オールドイマリなどのテーブルウェアの買取も行っておりますので、お気軽にお問合せください。