今回いわの美術がお買取致しましたのは、アメリカの民衆を愛した画家Norman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)のブロンズ像です。
ノーマン・ロックウェルというと、アメリカの日常を描いたイラストが多く、ロックウェルを画家というよりイラストレーターとよぶ人もいますが、今回お買取したのは、珍しいブロンズ像です。1950体のうちの一体を買取いたしました。
ノーマン・ロックウェルの描く絵の中には、子供をモデルにしたユーモラスな作品が広く知られていますが、今回お買取したブロンズ像にも原画があり、アメリカのノーマン・ロックウェル美術館の資料によれば、「Boy and Dog: New Puppies (Autumn), 1956」というイラストがもととなり、制作されたブロンズ像です。
この原画とされた作品はノーマン・ロックウェルの代表作の一つです。日本語では、「少年と子犬」と訳されていますが、1958年にBrown & Bigelow Four Seasonsのカレンダー用に描かれたイラストで、季節は秋を表しています。
ブロンズ像にも落ち葉で秋が表現されており、子犬たちが少年の与えたミルクを無心にむさぼり、そこに親犬がまるで少年に感謝するようなまなざしで横によりそっているという愛らしい作品です。
ノーマン・ロックウェルの作品には、少年と犬が頻繁に登場します。今回お買取したノーマン・ロックウェルのブロンズ像は、原画とは違い鮮やかな色がないためまた雰囲気が違いますが、ノーマン・ロックウェルの表現するアメリカの日常的少年の姿が忠実に表されたものとなっています。
「古き良きアメリカ」を代表する画家、ノーマン・ロックウェル。いわの美術ではノーマン・ロックウェルの作品買取を致しております。
アメリカのゴールドラッシュ、南北戦争、大恐慌時代...ノーマン・ロックウェルはそんな自由と開拓、そして激動するアメリカの時代に生まれました。ノーマン・ロックウェルは、両親とも画家というニューヨーク郊外の上流家庭に育ちますが、ニューヨーク育ちのノーマン・ロックウェルは、都会の喧騒を嫌い、少年時代の理想を穏やかな田園風景の絵に込めて表現しました。 ノーマン・ロックウェルの絵が有名になったのは「サタデー・イーブニングポスト誌」の表紙を飾ったことから始まります。このイラストが非常に人気となり、なんと47年間も担当を続け、その数321誌にのぼります。
ロックウェルにとってはアメリカ人の日常生活を描くことは、作品の重要な主題となっていますが、その絵はどれも温か味を持っています。風景画は優しい雰囲気を醸し出し、人物の表情は豊かで愛嬌があり、見る人の心を引きつけます。
ノーマン・ロックウェルの作品をご売却してみませんか?ノーマン・ロックウェルの買取では、肉筆原画やリトグラフなどの版画をお買取致しております。 また、今回お買取したノーマン・ロックウェルの作品は、ブロンズ像でしたが、ノーマン・ロックウェルの原画をもとにした陶磁器製のフィギュリンなどもお買取の対象となっています。買取査定は無料ですので、ノーマン・ロックウェルの作品の買取のご相談はお気軽にお電話・メールにてお問合せください。