今回いわの美術がお買取りしましたお品物はイギリスを代表するブランド、ダンヒル社で作られたコイン型のペーパーナイフです。
ダンヒル社は、アルフレッド・ダンヒルにより1893年にロンドンで馬具専門製造卸売業として創設しました。
アルフレッド・ダンヒルは馬具専門製造卸売業を営んでいた家に生まれ、後に父親の元で見習い職人として腕を磨きます。
21歳の若さで父の会社を継ぎ、自身の名前を社名に起用、ここでダンヒル社が生まれました。
会社設立当時、自動車が普及され始め、オープンカーにも対応できるようにゴーグルやコートなどのレザー製品を多く製作し、成功をおさめました。
エンジン以外の物を全て作るというのがアルフレッド・ダンヒルのモットーで、その種類の豊富さから、車以外なら何でも揃えていると表現されていました。
その後、たばこ関連の商品の販売、ライター、葉巻、パイプ、たばこの生産にも力を入れ、現在でも多くの製品が残されています。
様々な作品を作り、世の中に送り出していったダンヒル社、その作品の素晴らしさ、製作に対する努力が評価され、皇室御用達のブランドへと成長しました。
そして、イギリスのエリザベス女王から輸出実績が評価され、表彰を受けた事もあります。
現在ではメンズの小物などを中心に製作し、ネクタイ、カフス、バッグ、ベルトなど様々な製品を多く取り扱っています。
また、多くのファッションブランドを多数所有しているリシュモングループの傘下となり、活動しています。
今回のお買取りのお品物はダンヒル社が作られたコイン型のペーパーナイフでとてもレトロ感漂うお品物となっていました。
いわの美術ではダンヒル社が作られたペーパーナイフのお買取りを行なっています。
ダンヒル社では、様々なペーパーナイフの製作を行なっていますが、今回お買取りしましたのはコイン型のペーパーナイフでとてもレトロ感漂うお品物です。
ペーパーナイフは文房具の一種で、手紙、封筒、本、雑誌を開くために利用されました。
名前にナイフとついていますが、一般のナイフとは違い、鋭利な刃は付いていないので、触っても安全なお品物です。
ペーパーナイフの起源は15世紀のヨーロッパで、その当時、様々な印刷物が販売されていましたが、現在のように読みやすい状態に裁断されていなく、購入者が自分達で行わなければならなかったため、ペーパーナイフは必需品となりました。
しかし、19世紀頃までは文字を読む事が出来たのは貴族や、富裕層などの特権階級を持っている人だけだったので、ステータスのシンボルとして豪華な装飾が施されたペーパーナイフが存在しました。
今回お買取りしたお品物は、ダンヒル社で作られたコイン型のペーパーナイフで、フランスで1867年に作られた5フランのコインをモチーフにして作られ、レトロ感の漂うお品物となっています。
今回のお品物は、少し汚れやキズなどがございましたが、ダンヒル社という名門のブランドという事もあり、高評価にてお買取り致しました。
いわの美術ではダンヒル社のペーパーナイフなどお買取りを行なっています。
また、ダンヒル社で作られた時計、ライター、万年筆、パイプなどの様々なお品物を高価お買取り致します。
買ったけど、使わずにしまっていて、処分に困っているダンヒル社のお品物などございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。