今回、いわの美術がお買取りしたお品物は金城次郎の魚分徳利です。
金城次郎は沖縄県初の人間国宝としても知られており、自分自身を作家ではなく陶工と語る姿勢は暖かさと素朴さを兼ね備えた魚文や海老文などの作風に表れています。
お買取りした魚分徳利は、釘彫りで彫られた独自の風合いと色彩が誰が見ても金城次郎の作品だと分かるお品物でした。
鑑賞用の美術品ではなく、日用雑器にこだわり続けた金城次郎の作品は、気軽に使えるような作品が多く、お酒が楽しく飲めそうな徳利でした。
金城次郎作品にはお写真のように「次」の文字が刻まれています。
箱書きには決して上手いとは言えない、金城次郎本人がかすれた文字で書いた物や、達筆な文字で「次郎作」と息子が書いた箱書きがございます。
どちらも金城次郎の作品である事には変わりはないのですが、箱に書かれている文字の違いに戸惑う方もいらっしゃるようです。
金城次郎の作品っぽいけど、確証が持てないという方は、金城次郎の作品の買取実績のあるいわの美術にお問合せ下さい。
また、金城次郎の作品は魚文以外にも唐草模様、幾何模様の作品も制作しています。
金城次郎は人間国宝に認定されている作家ですが、全ての作品が高価買取という訳ではございません。
先ほどもお話した通り、金城次郎は日用雑器として制作を行っていたましたから大量生産型の作品もございます。
そのため、思ったほど買取額が高くならない作品もございます。
もちろん、展覧会の出品用に制作した作品もございますので、こういった作品は高価買取が期待できます。
金城次郎は亡くなった現在でも人気のある作家です。
金城次郎の作品のご売却をお考えでしたら、いわの美術までお電話、メールにてご相談下さい。