向付とは、日本料理にて、膳部の中央より手前に置く飯碗や茶碗に対して、 向かい側に置く器です。ぬたや山椒味噌などの簡素な食物を入れます。
加藤卓男とは古代ペルシア陶器に見られる、斬新な色彩や独特な造形、 釉調に魅せられ、西アジアで長年発掘研究を行い、滅び去った幻と謳われる名陶ラスター彩の復元に成功しました。
青釉、三彩、ペルシア色絵などの独特な芸術性を持つ異民族の文化、そこに日本文化との融合をさせ、見事に成功しました。
昭和55年に宮内庁正倉院から正倉院三彩の復元制作を委嘱され、9年の研究を重ね、「三彩鼓胴」「二彩鉢」を納入することができました。