お写真のお品物は織部焼の丸碗です。
織部焼とは、桃山時代の慶長10年頃から元和年間までに美濃地方で生産されていた陶器の事で、戦国武将で茶人として知られている古田織部好みと呼ばれる左右非対称の歪んだ形をした具象的な模様が特徴の焼き物です。
お買取りした織部焼の丸碗は織部焼の特徴とも言える緑色の釉が美しい青織部でしたが、形は綺麗な丸型で、新しい時代に作られた織部焼でした。
共箱には、マジックで、「織部椿丸碗壱捨五客入」と書かれていましたが、実際は11枚しか入っておりませんでした。
織部焼に織部黒・黒織部、青織部、赤織部、志野織部など釉によって呼び分けがされており、今回お買取りした緑色の青織部が最も有名です。
織部焼の買取では、使われている釉や模様、形によって買取額が変わってきます。
中古品というのは時代によって市場が変わるため、今は高価買取でも数か月も経つと価値が下がってしまう場合もございます。
いわの美術では、その時の取引相場とお品物の価値を合わせた評価で買取額を提示させて頂いております。
ご自宅で使っていない織部焼がございましたら、お気軽にいわの美術までお問合せ下さい。
いわの美術では、織部焼以外の焼き物の買取を行っております。
焼き物で多いのは茶道具ではないでしょうか?茶碗や今回のようなお碗など陶器できた焼き物はございませんか?
焼き物にも九谷焼、京焼、瀬戸焼などたくさんの種類がございます。
作品に「○○焼」と書かれていれば分かりやすくて良いのですが、なかなか書いてある焼き物はありません。
ご自宅で処分を考えている焼き物で、ご自身では価値が分からない焼き物がございましたら、焼き物の買取経験と知識が豊富ないわの美術にお任せ下さい!!