買取実績紹介

宝尽蒔絵松皮付太鼓胴棗 中村宗悦

中村宗悦の宝尽蒔絵松皮付太鼓胴棗買取りました


今回いわの美術がお買取りしたお品物は、漆芸家として有名な中村宗悦の作品、宝尽蒔絵松皮付太鼓胴棗です。
中村宗悦は、石川県出身で、父親から髹漆の技術を学び、それ以来漆芸一筋で作品の製作に励みました。
その後、徳恩寺の中尾宗和から茶道の指導を受け、茶道の世界を学び、真塗、炉塗、高台寺蒔絵、加賀蒔絵などの技法を使って作品を作ります。
その後、全国漆器展で数々の章を受賞し、55歳の時に茶名「宗恭」を拝受して漆芸製作の傍ら、茶道の活動も行いました。
5年後には、その活動と知識が認められ茶道準教授となり活動、加賀古陶で有名な上野与一より陶芸の技術を学びました。
全国漆器展で活躍した後、個展を何度か開催し作品の発表を行なっています。

中村宗悦が父から受け継いだ髹漆は、漆塗を主とする漆芸技法で、素地の材料の選択から始まり、下地、上塗、仕上げと全ての工程をこなし、漆芸の根幹をなす重要な技法と言われています。

髹漆は最も古くからある技法で、木、竹、布などの素材に塗ることができるので漆のオールラウンダーとも言えます。

いわの美術では父から受け継いだ技術を持ち、漆芸界で活躍した中村宗悦の作品をお買取り致します。

 

 

中村宗悦の作品買取りについて


中村宗悦は漆芸作品製作の傍ら、茶道の助教授としても活動し、彼の作った作品は多くの茶人に人気が高く愛用されました。
中村宗悦が父から受け継いだ髹漆は、漆塗を主とする漆芸技法で、素地の素材の選択から始まり、下地、上塗、仕上げと全ての工程をこなす漆芸の根幹をなす重要な技術でした。
今回いわの美術がお買取りしたお品物、宝尽蒔絵松皮付太鼓胴棗は棗の蓋の部分に、宝尽くしの模様が蒔絵で施されているお品物です。
宝尽くしの模様は、吉祥文様の1つで、名前の通り宝物を集めた模様となり、主に如意宝珠、宝やく、打ち出の小槌、金嚢、隠れ蓑、隠れ笠、丁子、宝剣、宝輪、法螺などを散らします。
福徳を招くとされ、お祝い事や着物、帯などに使われていました。
今回のお品物には打ち出の小槌、丁字、巻物が描かれていて、大変縁起の良いお品物となっています。
また、松の木から作られ、付いていた松の皮をそのまま使い、太鼓の胴のような形に製作した事から松皮付太鼓胴棗と言われました。
こちらのお品物は目立ったキズや汚れもなく、共箱も綺麗な状態でしたので高評価でお買取り致しました。
いわの美術では茶道具を多く製作した中村宗悦の作品をお買取り致します。
また、髹漆の技術で人間国宝に選ばれた高野松山や、松田権六の作品もお買取り致します。
茶道をやっていて、使わなくなったお品物など、処分するのはもったいなくて捨てられないとお困りでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。

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