お写真のお品物は螺鈿細工の文箱で、東京都にお住まいの方からお買取りさせていただきました。
螺鈿細工とは夜行貝、白蝶貝、黒蝶貝、アワビ、アコヤガイの内側の虹色の発色をした部分を漆地や木地にはめ込む技術で、彫刻細工とともに使われる技術です。
お買取りした文箱も細かい彫刻が引き立つように表面だけではなく、側面にも螺鈿が施されていました。
今回の螺鈿細工の文箱は、大きい目立つ傷が多く、使用感を感じてしまうお品物でしたが、螺鈿細工が見事であったため、お買取りをさせていただきました。
螺鈿細工には文箱の他にも茶道具の1つ棗や菓子器など漆器に多く使われている技法です。
螺鈿細工の買取では、細工の細かさや出来の良さ、作品の大きさによって買取額が変わってきます。
お問合せの際は、どのような螺鈿細工のお品物なのか、できるだけ詳しく買取担当者にお伝え下さい。
文箱はハガキを入れたり、書道具を入れたりする事ができる長方形の箱が多く、漆器の他にも陶器や木製などその素材も様々です。
もちろん、作家さんが制作したものもございますので、こういった作品は高価買取が期待できうるものもござます。
また、古い作品にはもしかしたら高価買取となる場合がございますので、使用してたり、経年劣化が見られるなど綺麗な状態でなくても処分したりせず、まずはいわの美術までご相談下さい。