今回買取したお品物は珊瑚玉でございます。
珊瑚はローマ帝国の時に十字軍の戦士がお守りにしていたことは有名です。日本では遣唐使の往来によりもたらされたと考えられます。
現存するものでは正倉院で聖武天皇が使用した王冠に使われている珊瑚玉が最古です。
珊瑚は炭酸カルシウムを主成分とした動物が深海で長い年月をかけて作る宝石のため、
特別な宝石ということでお祝いやプレゼントとして人気があり特に、産後のお守りとして広まっております。
珊瑚は種類が豊富です。紅珊瑚・ボケ珊瑚・古渡珊瑚・桃珊瑚・白珊瑚・深海珊瑚などがあり今回買取りしたお品物は桃珊瑚でございます。
直径が9.7ミリで大粒10粒を良い状態でのお取引となりました。
直径が10ミリ超えている珊瑚玉や血赤珊瑚であればさらに期待も高まります。
桃珊瑚は色調が広く、大型のものが多く広く使われており、帯留めや美術工芸品の素材として重宝されております。
いわの美術では、珊瑚の買取に力を入れております。
今回買取したお品物は桃珊瑚の珊瑚玉でしたが珊瑚には海の中で生存していたままの姿の置物や濃い赤色の血赤珊瑚なども希少で最高級品として人気がございます。
お手元にございます珊瑚の彫刻・リング・ピアス・ネックレス・帯留め・簪の価値はいったいどのくらい?
など気になった方はお電話・メールにてお気軽にいわの美術までご相談下さい。