今回、お買取させていただいたお品物は、山本稚彦のブロンズ像「布を持つ」です。
山本稚彦は同じく彫刻家・山本瑞雲の息子で、日本美術家連盟理事長をつとめました。
ソ連のエラブガに抑留されている時に制作した仏像は、死者を鎮魂するために作られたもので「エラブガ仏」と呼ばれています。
ブロンズ像は材料に青銅(ブロンズ)が使用されます。
そのため、表面はよく腐食し粉サビが発生しやすく、久しぶりに出してみたら大変な事になっている場合もあります。
また、人の手に振れやすい出ている部分は光沢があり、溝や窪みは逆に手垢が溜って黒ずんでいる事があります。
ブロンズ像のお手入れは、毎日ほこりを落とすだけで劣化を防ぐことができます。
もし、お手入れが行き届かず、固着した汚れが落ちなくなった場合は専門の業者に頼んだ方がよいかと思います。
いわの美術ではこしたブロンズ像などの置物をはじめ、美術品、骨董品、茶道具、お酒などの買取りを行っております。
お買取できるお品物が多い場合は、出張費無料でお伺いさせていただく場合もございます。
ご処分をお考えのお品物がございましたら、まずはいわの美術までご連絡ください。