今回いわの美術がお買取りした作品は、釜師吉羽與兵衛の作った窯です。
亡くなった祖父が茶道の先生をしていて、茶道具が数多くあるとの事でしたので、甲府市より宅配にてお買取り致しました。
吉羽與兵衛は千家十職で釜師をつとめる大西家13代に初代・吉羽與兵衛が門下として入った事で、独立する時に異例の別家を許され、與兵衛の号を受け京釜師として独立し、その歴史が始まりました。
その後、表千家即中斎宗匠、裏千家淡々斎宗匠より御箱書及び御好の釜の御用を賜るなど、技量の高さを発揮しています。
京釜の歴史と伝統を守りつつ、全て手作業で茶釜を制作する姿は当代となる3代目になってからも続いており、艶やかで美しい独特の魅力を持つ茶釜を制作しています。
現在、京都には釜師として活躍しているのは吉羽與兵衛を含め4、5名しかおらず、古式に則った方法で釜作りを行っている吉羽與兵衛は1つの茶釜を制作するにあたり何十もある制作工程を全て手作業で行っており、炭で火を熾して鉄を溶かし、火加減、鉄の配分、焼加減など自身の感覚のみを頼りに制作しています。
そのため、吉羽與兵衛しか出せない繊細な釜肌や優美な形は多くの茶人から支持されています。
そんな吉羽與兵衛の作品のご売却をしませんか?茶道具の中古市場でも盛んに取引が行われている吉羽與兵衛の作品は、いわの美術でも買取を強化しております。
京釜師は作者の銘を入れないのが普通で、茶人たちは釜の肌合いで誰の作品なのかを見分けます。
そのため、吉羽與兵衛の茶釜にも銘は入っておらず、見極めにはしかっかりとした知識が必要です。
いわの美術に在籍する鑑定士は長年の買取経験と豊富な知識によって査定を行っておりますので、お品物の真価を見定めて買取る事ができます。
また、吉羽與兵衛は京釡師でありますが、建水、蓋置、煙管などを唐金、真鍮、南鐐など様々な素材を使った茶の湯の席で使用する金物全般を手掛けており、いわの美術でももちろん買取る事ができるお品物です。
これは吉羽與兵衛の作品かな?と作者不明のお品物であってもいわの美術であれば無料で査定・見積を行っておりますので、まずはお気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。