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煙管は江戸時代においては、現代のような嗜好の世界というよりは、一種のファッションやステータスシンボルであった。また、煙草入や煙管筒に流行もあったといわれる。
煙管の語源は諸説あるが、カンボジア語で管を意味する「クセル」がなまった説が有力とされている。
幕末以降の煙管には吸い口に草花などの彫刻や鍍金装飾がみられるものがある。
根付とは江戸時代に煙草入れ、矢立、印籠などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具。現代でいうストラップである。
製作国の日本以上に、日本国外では骨董的収集品として高く評価され、ロンドンのビクトリアアンドアルバート美術館には、この根付コレクションの展示室も存在する。
また国内では、高円宮憲仁親王が、収集家として名高かったことでも知られる。
江戸後期、高級武士・公家から茶人・商人・町人まで根付を所持していたが、富裕層が所持した印籠や根付には、蒔絵や象牙等が使用され、彼らはお金に糸目をつけない芸術性を求めた。
印籠は、薬などを携帯するための小型の容器のことである。
江戸時代以前は印鑑と朱肉を入れた小さな引き出し小箱として使われていたが、徳川家康の天下が始まるのに合わせて、外出時に常備薬を持ち歩くことを直参旗本や外様大名に奨励した際、自宅用印籠をさらに小型化し、印鑑や朱肉の代わりに薬を入れ、携帯用薬籠としたのである。
しかし、名称は「印籠」を使い続けた為この名に至る。
素材は木製もしくは金属製で3段~5段くらいに分割でき、各段の両脇に紐を通し、先端に滑り止めの根付けを取り付け、紐を帯に挟んで使用した。