肩書きなど | 特になし |
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紹介文 | 岐阜県で生まれた陶芸家です。 本家は桃山時代から続く陶家に生まれました。 多治見市陶磁器意匠研究所を卒業しましたが、陶芸家になろうとは思っておらず、物作りをして生活が出来ればよいと思っており、絵付師として勤務していました。 そんな中、大好きなバイクに乗り各地を旅した事によって陶芸家になる事を決意します。 作り出される作品は、水色の深く透明な美しさを持った荒々しく棘の生えた磁器のオブジェ、手が切れそうな刃のような縁をした美しい青白磁の器、危ういバランスだが堂々とした茶碗などで作風を確立しました。 しかし、縁がギザギザな食器としては使えそうもない青白磁は地元での評価は厳しく、名古屋や京都のギャラリーに作品を売り込むが、相手にされませんでした。 最後の手段としてカバンいっぱいに詰め込んだ作品を持って売れるまで帰ってこないつもりで東京へ向い、一軒目に売り込んだサヴォアビーブルでも門前払いを受けましたが、閉店まで居座り、なんとかオーナーに作品を見てもらう事ができました。 次々と出される斬新な作品にオーナーは感動し、注文を受ける事ができ、作家としての第一歩を踏み出しました。 個展を中心に作品を発表し、国内だけではなく海外でも活躍をしています。 |
略歴 | 1962年 岐阜県で生まれる 1979年 多治見市陶磁器意匠研究所を修了する 小田井窯絵付師として勤務する 1984年 独立する 朝日陶芸展で入選する 1986年 尼ヶ根古窯発掘調査に参加する 1987年 中日国際陶芸展で入選する 1989年 岐阜県加茂郡富可町川小牧に転居 1998年 NHKの番組に出演する 2006年 ニューヨークで個展を開催する 2009年 多治見市小名田町に工房を移転する 2013年 第7回円空大賞を受賞する |