福岡県で生まれた漆芸家です。髹漆(きゅうしつ)で人間国宝に認定されている作家です。中学校を卒業してからは、大工、自動車整備士、電気工事の職人など様々な職業についており、漆の世界とは無縁でした。鎌倉彫と出会い、25歳の時に木内晴岳に師事して鎌倉彫を学びます。その後、赤地友哉に師事し、漆芸を極めていきました。漆芸は一般的に分業で行われるが、大西は材料づくりから漆塗りまですべての工程を一人でこなしていいきます。
そのため1つの作品を作るのにとても時間がかかり、年に数点しか制作することができません。特に曲輪という薄い檜板を曲げた輪を何重にも接着して器を作る作業は、手間がかかる高度な技法でこの工程だけでもかなりの時間を使います。曲輪で作られた漆器は温度や湿度の違う海外へ持って行っても壊れにくいという特徴があります。
1944年 福岡県で生まれる1969年 木内晴岳のもとで鎌倉彫を学ぶ1974年 赤地友哉に師事する1980年 茨城県西市に転居する1993年 第40回日本伝統工芸展で文部大臣賞を
受賞する1997年 第14回日本伝統漆芸展で朝日新聞社賞を
受賞する1998年 第15回日本伝統漆芸展で文化庁長官賞を
受賞する2000年 第17回日本伝統漆芸展東京都教育委員会賞を
受賞する 第47回日本伝統工芸展で日本工芸会
総裁賞を受賞する2002年 第49回日本伝統工芸展で山種美術館賞を
受賞する 人間国宝に認定される2004年 紫綬褒章を受章する
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