福島県で生まれた洋画家です。 小学二年生の時に家族とともに東京へ移り、遊び友達の一人に伊藤深水の影響で絵に興味を持つようになりました。 しかし、絵を描き始めるのは中学校に入ってからで、中学校を中退して印刷会社の図案部に入社しました。 その会社の顧問をしていた結城素明に日本画を学び、本郷洋画研究所で本格的に画家としての活動を始めました。 二科展に出品し受賞を重ね、この時に特別展示されていた安井曽太郎の作品を見て、色彩の重要性に気づきます。 こうして、画家として良いスタートを切りましたが、病魔に蝕まれ20歳という若さで亡くなってしまいました。 若くして亡くなったため、現存する作品は極めて少なく、代表作の一つ「信仰の悲しみ」は重要文化財の指定を受けています。
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