肩書きなど | 文化勲章、文化功労者、日展卯運営会参事、日展運営会理事、日展常務理事、日展顧問 |
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紹介文 | 北海道で生まれた日本画家です。 中学校在学中に白馬会研究所で洋画を学び、東京美術学校西洋画科に入学しました。 家を継いだ兄の援助を受けて学校に通っていましたが、兄の事業が失敗し、西洋画発祥の地への留学が困難となってしまいました。 このままでは将来的に不安があった蓬春は、教師の勧めもあり、日本画科へ転向することにします。 在学中から文展、二科展などに出品す入選を繰り返すなどその実力はすばらしいもので、東京美術学校を首席で卒業しました。 卒業後は、松岡映丘が主宰する新興大和絵会に入り同会や、帝展を中心として制作活動を行い、六潮会結成に参加し、同会と日展を中心に作品を発表するようになります。 また、19世紀以後のフランスを中心とした絵画を研究し、新しい日本画をめざして戦時の表現を払拭した「蓬春モダニズム」とよばれる世界を創り出しました。 晩年では、写実的な作品を多く制作し、日本画壇の重鎮として名を残しました。 |
略歴 |
1893年 北海道で生まれる 作品が宮内庁買上げとなる |