肩書きなど | 本名は昇太朗 文化勲章 |
---|---|
紹介文 | 和歌山県出身の日本画家です。 実家は呉服商を営んでいましたが、経営がうまくいかず、一家で上京することにしました。 幼い頃に鯉のぼりに魅了され、職人の下へ通いつめ、描く様子をずっと見ており、自分でも何度も真似をして描いていました。 自分もこんな風に絵を描く仕事をしたいと思い、水彩画、洋画を学びます。 こうして画家となるべく洋画の制作を始め、さらなる画技を身に着けるため、渡欧します。 そこで見たボストン美術館の「平治物語絵詞」に魅了され、日本画に転向することを決めました。 帰国すると、挿絵作家としての仕事をこなす傍ら、独学で日本画を学び、ようやく描きあげた作品は、当時の日本画壇には受け入れられませんでした。 その事に納得がいかない龍子は、青龍社を立ち上げ、今までの日本画のイメージを払しょくさせる活動に出ます。 そこには、日本画を床の間に飾るという概念を捨てた、大きな画面に描かれた巨大な作品であったり、当時の話題をモチーフにした作品、誰もが考えない奇抜な発想で日本画の新たな可能性を生み出しました。 |
略歴 |
1885年 和歌山県で生まれる 第1回大観・玉堂・龍子展を開催する を開催する 出品する |