千家十職の柄杓師。竹細工全般を作製する。
初代正玄(1578~1653)七郎左衛門。越前黒田郡の出。
はじめ丹羽氏に仕えるが関ヶ原後剃髪して正玄と改め、
秀吉から天下一の称号を賜った柄杓師 一阿弥に師事し、
江州大津で竹細工を業とする。
のち京に移り小堀遠州に茶湯を学び、その推挙で将軍家御用柄杓師となる。
茶湯を学ぶため遠州のもとに日参したので日参正玄の異名を得る。
初代より八代まで将軍家に仕えた。三代より千家御用を務め、
茶杓以外も手がけるようになる。2代正玄(宗正)貞享4年没 62才。
3代正玄(弥助)享保2年没 62才。4代正玄(弥吉)享保16年没40才。
5代正玄(才次郎)安永7年没71才。6代正玄(弥吉)文化11年没68才。
7代正玄(弥吉)文政2年没 52才。8代正玄(称吉)明治2年没 61才。
9代正玄(弥吉)安政6年没 23才。10代正玄(利助)明治33年没76才。
11代正玄(熊吉)明治44年没43才。12代正玄(久満吉)。13代当代正玄
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