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作家紹介

藤原啓 ふじわら けい

肩書きなど 本名は藤原啓二
通称を不二原敬二
人間国宝、日本工芸会正会員、日本工芸会理事、勲三等瑞宝章、勲四等旭日小綬章、備前市名誉市民 、岡山県指定無形文化財保持者、岡山県無形文化財保持者
 紹介文 岡山県で生まれた陶芸家です。
備前焼の人間国宝に認定されている作家です。
幼少期から俳句や小説の才能を開花させ文学の道へと進みました。
しかし自身の文学の限界を感じると帰郷し、正宗白鳥の弟・敦夫の勧めで備前陶芸の道を進み始めました。
40歳という遅いスタートでしたが、文学を学んでいた頃に通っていた川端洋画研究所での経験を活かし、実力を発揮していきました。
金重陶陽、北大路魯山人に指導を受け技術向上に尽力し、特に古備前復興に力を注ぎました。
素朴だけど端正かつ大胆な作風が特徴で、50歳から晩年にかけての作品が最高の出来といわれています。
略歴

1899年 岡山県で生まれる
1909年 実業之日本社「日本少年」に俳句を応募し

      1等となる
1913年 伊里尋常高等小学校を卒業する
1915年 博文館「文学世界」に短編を応募し1等となる
1919年 博文館編集部に勤務し「文学世界」を担当する
1922年 詩集「夕べの哀しみ」を出版する
      川端洋画研究所でデッサンを学ぶ
      洗礼を受けヨハネ・ケイの名をもらう
1924年 詩集「壊滅の都市」を出版する
1928年 生田春月と「ハイネの訳詩集」を出版する
      博文館「婦人之国」の編集を担当する
1930年 作家として独立する
1937年 作家としての限界を感じて帰郷する
1938年 三村梅景に師事して作陶を開始する
1949年 岡山県文化連盟賞を受賞する
1954年 岡山県指定無形文化財保持者に認定される
1956年 日本工芸会正会員に推挙される
1957年 岡山県無形文化財保持者に認定される
1958年 日本工芸理事に就任する
1962年 プラハ国際陶芸賞を受賞する
1970年 備前焼の人間国宝に認定される
1972年 勲四等旭日章を受章する
1976年 備前市名誉市民に選ばれる
      財団法人藤原啓記念館を設立する
1983年 肝臓がんのため11月12日に逝去
      勲三等瑞宝章を追贈される

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