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作家紹介

江口勝美 えぐち かつみ

肩書きなど

旭日双光章、佐賀県重要無形文化財、日本工芸会正会員

 紹介文

佐賀県で生まれた陶芸家です。
代々続いた窯元の家に生まれましたが、幼い頃は陶芸家になることは考えていませんでした。
佐賀県窯業指導所で勤務するようになり、作品展に出品し、入選となったことで本格的に陶芸家の道を歩むことを決意し、独自の二つの技法を編み出しました。
ひとつは、有田の量産陶磁器の絵付けの方法からヒントを得て「和紙染」の技法です。
これは、指やはさみでちぎった吸収性のいい和紙にダミを施し、染め付けていく技法で和紙の形がそのまま文様となり独特の風合いを出します。
もうひとつは、「刳抜(くりぬき)」というノミを使って形成する技法です。
これは、土をたたいて立方体に形成し、乾燥させた土をノミで刳り抜いていく、ろくろを使わず全て手作りで作りたいという思いから生み出した技法でした。
この技法で作られる作品は「刳抜陶筥(くりぬきとうばこ)」と呼ばれています。
しかし、乾燥中に割れやすく10個のうち2個が作品として使えばいいほど成功する確率が低く、その難関をくぐり抜けて完成した作品は江口のこだわりを感じつ事ができます。

また、日本国内だけではなくアメリカ、オーストラリア。中国、ブラジル、ポルトガルなど海外の陶芸展に出品しています。

略歴

1936年 佐賀県で生まれる

1952年 武雄高等学校を卒業し、

      佐賀県窯業指導所で勤務する
1957年 現代日本陶芸展で初入選となる
1961年 日展に入選する
1969年 佐賀県窯業指導所を辞める
1970年 第17回日本伝統工芸展で入選する
1972年 日本伝統工芸会正会員に推挙される
1981年 日本伝統工芸展で鑑査委員をつとめる
1982年 九州山口陶磁展で審査員をつとめる
1983年 西日本陶芸美術展で陶芸大賞を受賞する
1985年 日本陶磁協会賞、佐賀新聞文化奨励賞を

      受賞する
1988年 ブラジルの日本伝統工芸展に出品する
1989年 国際芸術文化賞を受賞する
1990年 佐賀県教育委員会の表彰を受ける
1991年 日本陶芸展に招待出品する
1992年 日本各地で個展を開催する
1994年 佐賀県重要無形文化財指定される
      佐賀県県政功労知事表彰を受ける
1997年 地域文化功労者表彰文部大臣賞を受賞する
2000年 大英博物館に作品を寄贈する
2002年 日本各地で個展を開催する
2005年 「陶道一心」を出版する
2006年 旭日双光章を受章する

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