宮崎県で生まれたガラス工芸家です。

高校を卒業すると日本で一番歴史のある山谷硝子に入社し、昼は技術を学び、夜は独学でデザインや彫刻の技術を磨く事に時間を費やしました。
やがて企業内作家として活動をはじめ、美術展などに出展するようになります。
その後、独立して自身の工房を持ち、重ね合せた色ガラスの内側から研磨して精妙な色調を施す技法「内彫り」やガラスの層に蒔絵を挿みこむ技法「積層板ガラス」を開発しました。
これらの技術を使って豪華絢爛な「光琳」というシリーズを発表し、現代ガラス工芸家としての地位を確立しました。
また、ガラス工芸分野としては初となる「現代の名工」にも選ばれており、世界的にも活躍しています。

1945年　宮崎県で生まれる
1963年　山谷硝子に入社する
1974年　創作活動を始める
1984年　独立する
1985年　アメリカ・フィラデルフィア美術館に

　　　　  作品が収蔵される
　　　　  国際ガラス会議に参加、出品する
　　　　  薩摩切子復元に参画する
1989年　グラスアート宮崎工房創設する
　　　　  宮内庁天皇陛下・皇太子殿下・紀宮さま・

　　　　  秋篠宮殿下に作品を献上する
1991年　国の卓越技能現代の名工に認定される
1993年　日仏芸術文化賞を受賞する
　　　　  皇太子殿下・雅子さま・御成婚記念品を

　　　　  製作献上する
1994年　国際芸術文化賞を受賞する
1995年　フランスパリ芸術祭で大賞を受賞する
1996年　ローマ国際美術博覧会でローマ大賞を

　　　　  受賞する
　　　　  中国北京故宮博物館に作品が永久収蔵される
1993年　画集「光琳□マン・黒木国昭ガラス」を出版する
1997年　ヨーロッパ3ヶ国巡回展でアカデミー大賞を

　　　　  受賞する
1999年　アジア芸術栄華勲章を受章する
2000年　台湾新竹市玻璃工芸博物館に作品が収蔵される
2001年　ゴールドコースト市民大賞、

　　　　  アメリカラスベガス国際交流美術展で

　　　　  ONE大賞を受賞する
2002年　世界文化功労賞を受賞する
2004年　須木村名誉村民となる
　　　　  宮崎県文化賞を受賞する
2006年　黄綬褒章を受章する