大阪府で生まれた竹工芸家です。
竹工芸で人間国宝に認定されている作家です。
4代・早川尚古斎の長男で、父から竹編みを学び、早川尚篁として大阪・三越で個展を開指、竹工芸家としてデビューしました。
その時に釜師・角谷一圭から才能を認められ日本伝統工芸展に出品するようになります。
代々家に伝わる技法の編技法と組技法を使い分けて作品を制作しています。
そして、切込透文様という幅の広い竹材を部分的に切り込むことで文様を作り出す、5代目考案の技法を使うなど幅広い作風が高く評価されました。
また、日本文化を海外に紹介する活動を行っており、アメリカで個展や講習会を開き、イギリスの大英博物館では展覧会を行いました。

1932年　大阪府で生まれる
1945年　大阪空襲によって京都市右京区に転居する
1951年　4代・早川尚古斎に師事する
1965年　尚篁と改号し、初めての個展を開催する
1966年　第13回日本伝統工芸展に

　　　　  初出品・初入選する
1968年　日本工芸会正会員となる
1977年　5代・早川尚古斎を襲名する
1986年　第23回日本伝統工芸展で

　　　　  日本工芸会奨励賞を受賞する
1996年　第43回日本伝統工芸展で

　　　　  日本工芸会保持者賞を受賞する
2002年　「五世・早川尚古齋作品集」を刊行する
2003年　人間国宝に認定される
2011年　12月7日逝去