こちらのお写真の親子の温かな雰囲気を醸し出す上品なフィギュリンは、先日お買取したLLADRÓ(リヤドロ)の”BEDTIME STORY おやすみ前のご本”というタイトルの作品です。
洋食器を集めている方や西洋アンティークがお好きな方など、世界のコレクターから信頼と支持の厚いリヤドロ。リヤドロは、1950年代初めリヤドロ三兄弟がスペインの古都バレンシア近郊に小さな窯を築いたのが始まりです。
ポーセリンアートという分野に魅せられたリヤドロ三兄弟は、磁器の質感や、微妙な彩色についての研究を重ね、「人生の喜びを描く」という創作理念と、飽くなき技術探求に裏づけされた作品の数々は人々の共感を得て、リヤドロは、創業から約50年という短期間で、ポーセリンのトップブランドへと成長しました。
今回お買取したリヤドロのフィギュリンのサイズは、高さ26センチほどで、ベッドに行く前、お母さんと一緒に本を読む少女の至福のひとときが上品に表現されています。
お休み前に大好きなお母さんと過ごすこの時間は、親子にとって、とても大切な時間。懐かしい昔話や、王子さまとお姫さまのおとぎ話でしょうか、どんなベッドタイムストーリーを読んでいるのかイメージを膨らませたくなるような素敵な瞬間が、リヤドロならではの優しい繊細な描写で表現されています。
リヤドロ(LLADRÓ)は、世界に名だたる高級陶磁器人形のデザイン・制作・販売を行うポーセリンブランドで、そのフィギュリンは、陶磁器人形コレクターの中では絶大な人気を誇っています。
いわの美術では、リヤドロのフィギュリンの買取にも力をいれております。
繊細で柔らかい表現が特徴のリヤドロのフィギュリンは、特に技術を要する小花のモチーフの評価が高く有名です。
リヤドロの製品の裏面などにある「LLADRÓ」マークの上にも、それを象徴するかのように小花が上品に図式化・単純化されて描かれ刻印の一部として用いられています。
ところで、日本ではLLADRÓはリヤドロとよばれますが、本来はスペイン語でリャドロ、ジェイスモと読まれるはずだったものです。LLADRÓが日本に進出の際、2つめの「L」を「I」と読み間違えられ、そのまま日本ではリヤドロという読み方が定着してしまったそうです。
リヤドロは、2級品やアウトレット品も多く出回っておりますので、買取査定では、このLLADRÓの刻印部分も査定の際のチェックするポイントの一つとなります。LLADRÓマークが削り取られていたりという明らかな場合もありますが、刻印は年代によっても変化がみられますので、現代使われているリヤドロマークが無いからといって、アウトレットや偽物というわけではありません。
買取のお問合せの際、よくわからない場合は、リヤドロの製品全体の写真と刻印部分や付属品のお写真をお撮りいただき、弊社宛メールに添付してお送りいただければ、買取査定担当者がお調べして折り返し、買取査定額などに関するご連絡を申し上げます。
また、リヤドロには通常の製品のほか限定品のフィギュリンがあり、製造された数の少ないものであれば、高価買取も期待できます。リヤドロのフィギュリン買取りなら、買取実績豊富ないわの美術にお任せください。