今回買取りさせていただいたのはバカラのミルニュイというシャンパンフルートグラスです。
バカラはガラスメーカーの中ではとても有名なブランドでバカラの名前を聞いて知らない人はいない程で、その有名なバカラはフランス東部にあるロレーヌ地方の小さな村バカラ村にて1764年フランスの王ルイ十五世によってバカラ工場が創設されました。1816年に初めてのクリスタルガラスを作り、1823年に行われたパリ国民博覧会では高い透明度と巧みなカット技術に多数の方からの評判があつまり金賞を受賞しました。
それ以来フランス王ルイ十五世やイギリス、ロシア、ヨーロッパなどの世界中の王室や王族達がバカラを愛用し、「王者たちのクリスタル」と呼ばれその名は不動なものとなりました。
そんな美しいバカラのグラスですが、製造された商品の内私達の手に入るのは6割ー7割程で、残りの3割ー4割は品質基準の高さに届かず処分されてしまいます。
それは世界中から評価されているバカラだからこそ常に完璧を追い求め100%の物しか出さないと言う技術者の信念が伺えます。
シャンパンフルートとはシャンパングラスの形の名称の事で、口の部分が狭いため炭酸が抜けづらく
泡がのぼっていく様子が楽しめる事からスパークリングワインなどに適しているグラスになっています。
バカラには数多くのシリーズがあります。
この写真のミルニュイというシリーズは日本語に訳すと「千の夜」という意味だそうで、その名の通り幻想的な中にクラシックとモダンなイメージがある作品です。
1825年にバカラが初めて出したシリーズが「アルクール」です。
アルクールはアルクール公爵の注文で作ったグラスを公爵の名前をとってつけられたと言われており、公爵をイメージし、どっしりとした台座に力強いフォルムで作られたグラスです。
1855年にはローハンや、1939年にはフランス大統領が持ち帰り別荘で実際に使われているパルメなど様々なシリーズがございます。
写真のようなマークがついているグラスなどお持ちでしたら高価買取りさせていただきます。
いわの美術ではメールでの簡易査定や、出張買取りも行なっております。
ご自宅にご売却お考えのバカラのお品物ございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。