三味線を演奏するのに欠かせないアイテムの撥ですが、撥に色々な種類があり、今回いわの美術がお買取りした撥は津山撥と呼ばれる象牙やプラスチックの軸にべっ甲が張られている撥で、津山検校が考案したことから津山撥と名付けられました。
津山撥は他の三味線の撥と比べると大きいのが特徴で、お稽古用、演奏会用と両方で使える撥です。
少し欠けている部分もございましたが、貴重なべっ甲を使ったお品物でしたので、ケース付で買取を行いました。
津山撥はべっ甲の黒い模様が多ければ多いほど良質とされており、三味線演奏の大会での審査基準でもある音量に対しても音が大きく出る事で重宝されています。
べっ甲は原料となるタイマイの輸入がワシントン条約で規制されているため、大変貴重なお品物ですので、中古品でも高価買取が期待できるお品物です。
また、軸に象牙を使用してますと、買取額が更に高くなります。
津山撥であれば、軸がプラスチックでもお買取りする事が可能です。
三味線の撥にはプラスチックやアクリル、木、べっ甲、象牙で出来ているのですが、プラスチックやアクリルはお稽古用の撥なので、いわの美術ではお買取りする事ができません。
木撥も1点でのお買取りは難しいのですが、複数あれば買取を行う場合もございます。
象牙やべっ甲のは貴重なものとなっておりますので、1点からの買取が可能で、高価買取で対応しております。
象牙に似せて精巧に作られたプラスチックもございますので、象牙の撥かどうか判断が付かない場合でもいわの美術にご相談頂ければ鑑定を行い、買取れる場合はお買取り致します。
撥のご売却をお考えでしたら、いわの美術までお気軽にご相談下さい。
