今回いわの美術でお買取させていただいたお品物は、貴重なべっ甲を使ったテンプル(つる)を使用した眼鏡で、フレームにはK18が使用されています。
べっ甲は海亀(タイマイ)の背と腹の甲から採れる素材で、半透明で赤みを帯びた黄色に濃褐色の斑点があり、黄色の部分が多いほど価値が高くなっています。
眼鏡のフレームやテンプルとして使用されるようになったのは江戸時代からと言われています。
現在はワシントン条約によって海亀(タイマイ)の輸入取引は禁止されており、今から加工できるものは、輸入が禁止される前に在庫を確保しておいた素材しか使用できないため、希少価値が上がっています。
しかし、べっ甲は汗や整髪料に弱く、使用した後はきれいにふき取っておかないと劣化してしまい価値が下がってしまいます。
また、保管の際も虫に食われる恐れがありますので、防虫剤と一緒に保管する事をお勧めします。
いわの美術ではコレクションの整理、閉店に伴う在庫の処分などのお買取も行っております。
今回の眼鏡はコレクションの整理という事で宅配便での買取で対応させていただきました。この他にも出張買取、ご来店での買取も行っております。
どちらの場合も一度ご連絡いただいた上でお話を進めさせていただきます。べっ甲製品のご処分をお考えでしたら、いわの美術までご連絡ください!!