今回、いわの美術がお買取りしたお品物は川田幹の木版画「龍安寺秋映」です。
川田幹は染色家でもあるため、染色技術の1つである型染めを利用した型染め版画という技法で木版画を制作しており、通常の木版画とは一味違った作風に人気があります。
お買取りした木版画はタイトル通り、龍安寺の有名な石庭から見える紅葉が描かれており、構図からは静寂さを感じる事ができる素晴らしい作品でした。
全部で50枚刷られたもので、貴重なお品物として買取をさせて頂きました。
川田幹の木版画にはお写真のように「幹」の一文字の落款が記されています。
独特の雰囲気を持つ木版画に「幹」の一文字が記されていれば川田幹の木版画の可能性が高くなりますので、高価買取が期待できます。
川田幹は京都の染織家でもありますので、京都の風景を多く残しており、珍しい所では仏像などを題材にしたものも制作しております。
川田幹の木版画は題材によって買取額が変わってきますので、お問合せの際は、描かれている題材、サイズなど分かる範囲で構いませんので、しっかりとお伝え下さい。
いわの美術では木版画の買取に力を入れております。
木版画は1つの版でおなじ絵を何枚も刷る事ができるため、一度に刷られた枚数によって買取額が変わってきます。
また、そのほとんどにエディションナンバーと作家直筆のサインが書かれているため、誰の作品か分かりやすいのも特徴です。
お写真の木版画は志村立美の木版画です。
このように有名画家の木版画は人気も高く、高価買取が期待できますので、ご売却をお考えの木版画の作者が分からなくても、思わぬ所で高価買取となる場合がございますので、まずは一度、いわの美術までご連絡下さい。