骨董品買取、売却、売買なら、いわの美術株式会社!
骨董品買取・売却の極意
HOME»買取実績紹介»絵画»ドローイング 林檎2 田窪恭治

買取実績紹介

ドローイング 林檎2 田窪恭治

田窪恭治の絵画買取りました

今回いわの美術がお買取りさせていただいたお品物は、建造物の修復や、再生活動を行なっている美術家田窪恭治の絵画です。
絵画とは普通額に入って飾られるものがほとんどで、額の中でどれだけの世界観を出せるかが魅力の1つとなっています。
しかし田窪恭治は、そんな絵画の窮屈さに違和感を覚え始め、額にとらわれない自由な絵を書きたいと思い、風景美術へと踏み出しました。
また田窪恭治は、フランスのサン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂の復興をさせたとして有名です。
サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂は、16世紀にイギリス貴族によって建設されましたが、神父などがいなくなった後、部分的な修復が行われましたがそれ以降礼拝堂として使われなくなりました。
田窪恭治が訪れた際、サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂は廃墟と化していて、壁や屋根もボロボロの状態でした。
これを見かねた田窪恭治が修復するのですが、村人の賛成は得られなかったため家族で移住、その本気度に村人は徐々に心を開き田窪恭治を手伝います。
そして10年間かけて1999年に修復を終え、サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂は素晴らしい復興を遂げました。
ボロボロの壁は林檎のフレスコ画が描かれ、屋根の足りない部分には色付けしたガラスが埋め込まれ、入り口の扉には工事に関わった職人や寄付者の名前が刻まれています。
いわの美術では、サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂を復興に導いた田窪恭治の作品をお買取り致します。

 

 

田窪恭治の絵画買取りについて

今回お買取りした田窪恭治の作品は、ドローイングという技法を使い林檎が描かれた絵画です。
ドローイングとは、単色の線で図を描く技法で、英語では線を引く、線描といった意味もあるそうです。
絵画といえば絵具で丹念に描いた物だけが作品という固定観念だったため、簡単に描けるドローイングは軽視されていました。
しかし近年、描く時の材料や、製作時間、作品の形式で絵画ではないと決めつけるのはよくないと固定観念を否定。
作家のコンセプトがわかりやすく表現されているため、改めて注目されるようになりました。
今回お買取りした田窪恭治の作品は、ドローイング技法を使い、黒地の紙に修正インクで描かれています。
絵画を描く際に修正インクを使うというのはとても珍しく、絵画を描く際に自由を求めた田窪恭治らしい作品となりました

作品には1994年と書かれている事からサン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂の修復中に描き上げたものと思われます。
裏に少しキズが見られましたが、額に入った作品をあまり書かない田窪恭治の珍しい作品とあって、高評価にてお買取り致しました。

田窪恭治は他にもオブジェなどの作品も手がけ、イタリアの印象、黄昏の娘たち、象牙の門なども製作しています。

また、イヤープレートなども手がけ、1シリーズ48枚を製作、主に花をモチーフとして作られています。
いわの美術では、自由な絵画製作を行なっていた田窪恭治の作品をお買取り致します。
また、画家、彫刻家でもある藤田嗣治や、イタリアの印象派画家、ジョヴァンニ・ボルディーニのドローイング作品などもお買取り致します。
引っ越しで置く場所がなくなってしまったドローイングの絵画などございましたら是非一度いわの美術までお問い合わせください。



一覧へ戻る
お気軽にお問い合わせ下さい。
全国出張無料査定
買取品目一覧
買取実績紹介
写メール査定

携帯から写メを送り査定してほしい方、下記のメールアドレスよりお送り下さい。
iwanoart@gmail.com

QRコードからでも読み込めます。
美術品
お酒
茶道具
着物買取 いわの美術株式会社
いわの美術 Blog
骨董品屋の妻 Blog
いわの美術 Copyright © 2024 Iwano Art. All Rights Reserved.