今回、お買取させていただたいお品物は象牙の彫刻作品、布袋様の置物です。
中国では象牙彫刻は悠久の歴史を持ち、あらゆる時代で芸術作品として愛されてきました。
しかし、1989年 に野生動物保護関連のワシントン条約の締結により、中国での象牙の輸入が制限され、大きな象牙彫刻はほとんど見られなくなりました。
日本では8世紀頃から中国から伝わったとされており、象牙彫刻が飛躍的な発展を遂げたのは江戸時代後期の事で、牙角彫刻の職人・徳蔵によって制作された「左刃」という作品が大きな影響を与えました。
象牙の彫刻は置物の他に根付、香炉、印材なども作られており、お値段も彫刻の技術が精巧なものほど高いお値段で取引されています。
また、象牙は加工が何もされていない物に関しては売買に登録証が必要となりますが、加工がされている場合は登録証の必要はありません。
いわの美術ではこうした美術品をはじめ、骨董品、茶道具、洋食器、お酒などの買取を日本全国で行っております。
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