今回、いわの美術がお買取したお品物は、ベネチアングラスのカップ&ソーサーです。
ベネチアングラスと言えば、イタリアのガラス工芸品として有名で、イタリア土産の代表的存在でもあります。
ミルフィオリ、レース、エナメル色彩など様々な技法で作られるベネチアングラスは、13世紀のヴェネツィア共和国が当時珍重されていたガラス製品を自国で生産して多額の利益を得ようと始まったもので、他国への技術流出を恐れ、ムラーノ島にガラス製造に携わる全ての人間を移住させ、一歩も外へは出しませんでした。
そのため、ムラーノ島のベネチアングラスのレベルは高く、区別するために「ムラーノガラス」とも呼ばれています。
さて、今回お買取したベネチアングラスのカップ&ソーサーは6客セットになっているものでした。
スレ傷などがありましたが、ベネチアングラスらしい赤色の発色が美しく、紅茶などの色もしっかりと分かる素晴らしいお品物でした。
ベネチアングラスは中古市場でも人気が高いため、今回も高い評価で買取らせて頂きました。
いわの美術では年間に多くの買取実績を誇りますが、ベネチアングラスもそういった実績の中では買取る事が多いお品物です。
ベネチアングラスはコバルトやマンガンなど様々な鉱物を混ぜる事で色を出しており、1つずつ職人が手作業で仕上げていきます。
そのため、量産する事もできなければ同じデザインでも微妙な違いがあるため、同じ物が1つとして存在しません。
そのため、ベネチアングラスの評価はデザインや造形美、装飾技法などの基本部分と、傷、汚れ、欠けなどのお品物のコンディションによって決まります。
いわの美術では市場評価とこれらの査定ポイントを踏まえて買取を行っており、これまでにトラブルなく取引を行ってきました。
ベネチアングラスのご売却をお考えの方は、まずは一度、数々の実績を誇るいわの美術にお任せ下さい!!