今回お買取させていただいたお品物は、明治〜大正期に活躍した日本画家・菊池芳文の肉筆の掛軸です。
大阪の表具師の家に生まれましたが、親戚である菊池家の養子となり菊池姓を名乗るようになりました。
その後、四条派の幸野楳嶺に学び、竹内栖鳳、谷口香嶠、都路華香と並んで幸野楳嶺門下四天王の一人として称されるほどの実力を身に着けました。
四条派の写実的な四季風景画や花鳥図や桜図の名手として知られており、今回、お買取したお品物も春を感じさせる藤の花が描かれています。
掛軸などは保管場所の環境が悪いとシミや虫食いが出来てしまったり、作品に傷みが出てしまいます。
こういったお品物ですと、綺麗な状態のお品物に比べるとお買取価格が下がってしまいます。
直射日光が当たる場所、湿度が高い場所には保管しない方が作品を傷めずに済みます。
いわの美術ではシミや虫食いが出来てしまったお品物でもお買取を行っております。
「こんなにボロボロだし…」と思うお品物でも価値がある場合がございます。あきらかにゴミと分かるようなもの以外は捨てずにいわの美術にご相談ください!!
ご自宅の整理などで、ご不要になったお品物がございましたら、まずはお電話、メールにてお気軽にお問合せください!!