今回は将棋の駒をお買取致しました。お買取したのは、月山作の錦旗書の将棋駒です。
駒の収集家達の間で、錦旗書は「錦旗で始まり錦旗で終わる」といわれるほど、数ある駒の書体なかで最も親しまれている書体の一つとされています。
錦旗書は江戸時代の将棋三家に大橋本家、大橋分家、伊藤家の三家があり、その一つである大橋本家に伝わる後水尾天皇の銘を、近代将棋駒の祖 豊島龍山が筆写したのが、始まりとされます。豊島龍山は天皇の名を駒に記すことを憚り、幕末の「錦の御旗」から「錦旗」と命名したとされています。
今回お買取した錦旗書の彫駒は、盛上駒、 彫駒などいずれをとっても名人と称される山形の将棋駒師 月山作です。彫りに定評のある月山作の彫駒ということで、全体的にメリハリのきいた、力強い彫りと切れ味のある作品です。柾目の状態もよい月山作の彫駒を、高級感漂う織の駒袋と外箱付でお買取させていただいました。
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いわの美術では、将棋盤・将棋駒の買取に力をいれております。
将棋盤の買取では、榧・カヤの素材がお買取の対象となっており、木目の方向や厚さ、使用感などにより買取評価が異なります。将棋駒は、作家名や、素材、木目、使用感、また盛上駒であるか彫駒であるか等によっても、買取査定額にも差がでます。
また、将棋盤や将棋駒に棋士の方の直筆揮毫があれば、高価買取にも期待がもてます。
遺品整理などで保管にお困りの将棋盤・将棋駒がございましたら、是非いわの美術までご相談ください。いわの美術では、美術品や骨董品などの買取も致しておりますので、お品数があればご自宅までお伺いしての出張買取も可能です。