アリフレックス16St ムービーカメラ買取りました
今回いわの美術がお買取り致しましたのは、アーノルド&リヒター社から発売されたアリフレックス16Stのフィルム式ムービーカメラです。
1952年に発売されたアリフレックス16Stは、頑丈なボディが特徴で壊れにくく如何なる場所でも使えるという点からテレビ取材や映画、映画学校などで使われていました。
めったな事では壊れないカメラでしたが、頑丈な故重いという事が欠点でボディのみで3.5?程という重さでした。
また、アリフレックス16Stのカメラには3つのレンズが付けられるのですが、ボディが3.5?程なのでレンズを付けると4.5?程にもなりますので、両手で支えて撮影します。
アリフレックス16Stで特徴的なのは、上記でも少しお話しました3つのレンズです。
現在のようにカメラレンズにズーム機能がなかったので、焦点距離を合わせる為に3つのレンズをターレットと呼ばれる回る台につけて素早く切り替えられるようになっています。
カメラの左側にはシャッターレリーズボタンがあり、これを押すとレンズが回らないようにロックがかかるので、誤操作によりレンズが動いてしまう事を防ぎました。
アリフレックス16Stが発売後、16m、16bl、16srなど様々な作品が作られました。
買取可能なカメラ
ローライフレックス、マミヤ、コンタックス
ハッセルブラッド、ペンタックス、ニコン
ディアドルフ、キャノンなど
アーノルド&リヒター社について
1917年にドイツで創業したアーノルド&リヒター社は、高品質の映画機材を作っているメーカーです。
エーリッヒ・ケストナーが発明したレフレックスミラーシャッターをアリフレックス35というカメラに導入するなど技術力は高く、現在でもこの技術は多くの映画用カメラに使われています。
戦後は取材や戦場撮影用の持ち運びが出来るカメラの製造を始め、1952年にアリフレックス16Stというカメラの開発に成功し、テレビ業界などから人気を博した事で約2万台売れるベストセラーとなりました。
その後も、アリフレックス16mやアリフレックス16blなど様々な作品を開発し、1967年にアカデミー賞アカデミー科学技術賞を受賞しました。
現在では、フィルムカメラの需要が少なくなってしまった為デジタルカメラに移行し、アリフレックスD-20という高精細カメラや、レンズの開発を行っています。
カメラの買取について
いわの美術では、アリフレックス16Stのカメラ以外でもアメリカでビューカメラの製造を行っていたディアドルフ社や、世界で初めて携帯用なコンパクト一眼レフを開発したハッセルブラッド社などのカメラもお買取りしております。
カメラの買取では、レンズ内の状態や本体の動き、付属品の有り無しで査定額が異なります。
カメラの命とも言われているレンズに汚れ・傷・カビなどがありますと査定額がマイナスとなりますので、使わなくなったレンズは放置せず時々掃除してあげるといいかと思います。
また、箱や蓋、持ち手などの付属品がある事によって査定額がプラスとなりますので、使わない付属品を捨てる事なくとっておく事をオススメ致します。
今回お買取りしたアリフレックス16Stのムービーカメラにも、アタッシュケースと持ち手、モーター、レンズが付いていましたので高評価にてお買取り致しました。
若い頃使っていたカメラや、仕事場にある古いカメラなど売却をお考えでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。
また、閉店したカメラ屋さんの在庫処分などもお受けしておりますので、カメラの処分でお困りの方がいらっしゃいましたら、いわの美術までお気軽にお問い合わせ下さい。