先日お買取したこちらのエレガントなカクテルハットは、オートクチュールの帽子の第一人者平田暁夫(AKIO HIRATA)の作品です。
平田暁夫は、美智子皇后陛下の帽子制作も手掛ける皇室帽子デザイナーとしても知られます。平田暁夫は残念ながら既にお亡くなりになっていますが、「平田暁夫さんのお別れの会」の際には、黒柳徹子や桂由美が参列する中、平田暁夫の作品を愛用されていた皇后陛下 美智子様も、極めて異例となる参列をされたことも、親交の深さを物語っています。
フランスでル・メートル、すなわち巨匠と称された帽子デザイナーの平田暁夫。平田暁夫は、外渡航の自由化がされていない1960年代前半に単身フランスへ渡り、パリの売れっ子帽子デザイナー、ジャン・バルテのもとで、高級帽子“オートモード”の技術を学び、それを日本に持ち帰りました。
オートモードは洋服でいえば、いわばオートクチュールで、高級婦人帽子のことで、帽子を型から独自につくることです。この技法は、もはやフランスでも使われなくなりましたが、平田暁夫のアトリエでは、このオートモードの技法にこだわり今なお忠実に実践し、1点1点丁寧に作り上げています。 そんな様々な想いのこめられたAKIO HIRATAブランドの素敵なカクテルハットを外箱付でお買取させていただきました。
14歳で銀座シャロット帽子店に弟子入りし、以降、帽子づくり一筋でやってきた職人気質の世界的デザイナー平田暁夫。単身渡仏し、 “オートモード”の技術を日本に持ち帰り、「オートモードヒラタ」を設立、半世紀近くにわたり、イッセイミヤケ・コムデギャルソン・ヨウジヤマモトなど世界的ブランドのコレクションの帽子なども手かけてきました。
一方で、平田暁夫は、日本の皇室だけでなく、各国の王室からも帽子の製作を依頼され、また、フォーマルな装いだけでなく、アバンギャルドなモードまで、顧客のニーズに応じた帽子製作し、世界中から愛用されてきました。
ブランド品の買取も行ういわの美術では、平田暁夫(AKIO HIRATA)の帽子の買取も行ってます。平田暁夫(AKIO HIRATA)は女性用だけでなく、男性用も手かけており、どちらの帽子も買取対象となっています
ご処分・ご売却をお考えの平田暁夫(AKIO HIRATA)の帽子がございましたら、お気軽にいわの美術までお問い合わせください。