今回、いわの美術がお買取りしたお品物は武蔵野光機が発売した蛇腹カメラリトレックです。
現在に至るまで唯一国産の6x9判一眼レフとして有名で、専用のロールフィルムホルダを取り付けることで、6x9、 6x7、6x6、6x4.5の4種類のフォーマットに対応する事ができます。
お買取りしたリトレックはリトレックSPという1961年に発売されたモデルで、蛇腹の状態も良かったのですが、レンズ前の蓋の部品が足りず閉める事ができませんでした。
リトレックは昭和30年初頭に試作されたプロトタイプ「レンブラント」をベースに武蔵野光機が商品化した6x9判一眼レフです。
日本国内ではRittreckという名前で発売されていましたが、Optikaという名前で輸出されています。
また、専用のロールフィルムホルダを取り付けることで、6x9、6x7、6x6、6x4.5の4種類のフォーマットに対応するため営業カメラマンに重宝されていました。
リトレックには今回お買取りした「SP」の他にも「I」「IIA」「IIB」「6」と全部で5機種が発売されています。
現在ではあまり見る事の少なくなった蛇腹カメラですが、ご自宅のどこかに使われずに眠っていませんか?
いわの美術では、古い蛇腹カメラの買取を行っております。
蛇腹カメラで重要なのは蛇腹の部分にピンホール(穴)が無いかどうかで、完全に動作するものでも、ピンホールがあると写真がうまく撮れません。
また、壊れていても部品のみを探している方もいらっしゃいますので、古い蛇腹カメラは需要がございます。
要らない蛇腹カメラがございましたら、メーカー問わず買取ますので、まずは一度、いわの美術までお問合せ下さい。