お写真のお品物は尾張時計株式会社の振り子時計です。
現在、尾張時計株式会社は尾張精機株式会社に社名を変更しており、現在の社名になったのは1962年ですので、買取した振り子時計は1962年以前に作られたものです。
様々な企業から宣伝用の時計の制作依頼を受けて時計を作っていた事でも有名で、買取した時計も兵庫県の多木肥料が特別注文して製造したものでした。
そのため、本来は時計の背盤に貼られるはずの知県時計組合の検査マークと尾張時計の商標が内側に貼られています。
経年の劣化は見られましたが、良い状態での買取を行いました。
振り子時計は、その名の通り振り子を原動力として時を刻む構造をしており、買取時にはゼンマイがあるかどうかはとても重要で買取額が変わってきますし、構造が複雑であれば高価買取が期待できます。
振り子時計は、旧家解体の際に一緒に処分を考えて壁に掛けたままにしている方も多いのですが、古い振り子の時計は需要がありますので買取る事が可能です。
今回は壁掛けの振り子時計でしたが、振り子時計にはホールクロックという据え置き型の振り子時計もございます。
もちろん、こちらも買取対象の振り子時計になりますので、粗大ごみとして処分してしまう前にいわの美術までご連絡下さい。
今回、お買取りした尾張時計株式会社の振り子時計は、時を刻む精密さが高い評価を得ており、行政機関からも人気のある時計でした。
振り子時計は、古いものだけではなく現在でもセイコーや海外メーカーで製作を行っており、もちろん現代で作られた振り子時計の買取も行っております。
お問合せの際は、古い時代、新しい時代どちらの振り子時計なのか、メーカー名や状態などをお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、いわの美術では振り子時計の出張買取も行っておりますので、こちらも合わせてご相談下さい。