お買取した写真のお品はブロンズ像で、Frederic Remington(フレデリック・レミントン)というアメリカの作家の作品です。
フレデリック・レミントンは「大西部」にアメリカを見出した作品の数々を残した国際的にも知名度の高い芸術家です。
買取したフレデリック・レミントンのブロンズ像は、“Coming through the rye”(ライ麦畑を通って)というタイトルの作品で、荒々しい野心あふれる未開拓時代の4人のカウボーイ達が表現されています。
アメリカの半野生の馬ブロンコを乗りこなし、息巻く4人のカウボーイ達の手には、銃が掲げられ、まさに“ウエスタン!“といったフレデリック・レミントンの作品です。
馬の筋肉やカウボーイ達の顔や腕の動きなど、今にも動き出しそうな躍動感に溢れ、かつ、細部も繊細につくりこまれたフレデリック・レミントンらしい作品です。 台座に黒の大理石が用いられ、ブロンズの色とあいまって、全体として重厚感のあるつくりの作品です。 保存状態や市場での需要などを加味して好評価にてお買取させていただきました。
フレデリック・レミントンは、アメリカの古き良き西部開拓時代の様子を、類まれなる技術力で表現する芸術家として、”アメリカ西部の偉大なる芸術家”と称されています。
ニューヨーク州生まれのフレデリック・レミントンは、大学でアートを学んだ後、アメリカを広く旅し、西部開拓時代の人や場所などの様々なスケッチを描きました。
「ハーパーズ・ウィーリー」にそのスケッチが掲載され、 1880年代半ばでは、最も人気のある成功した西部の風俗画家として知られるようになります。
1895年から「西部」をテーマとした彫刻を手掛けるようになり、中でも「インディアンの交戦」はアメリカの芸術史上最も人気の高いブロンズ像として、フレデリック・レミントンの代表作となっています。
アメリカ西部をテーマとしたフレデリック・レミントンは、カウボーイやアメリカインディアン、米国騎兵隊の描写に特化した絵画作品を数多く残していますが、日本の市場では、絵画作品よりもブロンズ彫刻作品に人気が集まっています。
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