今回お買取させていただきましたのは、リチャードジノリ イタリアンフルーツの陶板です。 リチャード ジノリといえば多くの人がこのパターンをあげるほどよく知られているイタリアンフルーツの陶板です。
彩り豊かなフルーツや花々がバランスよくちりばめられ、インテリアとしても楽しめるお馴染のイタリアンフルーツの陶板で、手描きによる作品です。 リチャードジノリならではの白地に、青紫のプラムを中心にフルーツや小花を絶妙なバランスで散らしたイタリアンフルーツは、リチャードジノリ窯を代表するシリーズです。
イタリアンフルーツは、1760年頃トスカーナ地方のある貴族の別荘で使うディナーセットとして考案されたのがはじまりとされています。小花の絵付けにはいくつかパターンがあり、その判断は職人に任されています。イタリアンフルーツのカップ&ソーサーのセットなどは、見比べると微妙に柄が違っており、それも味わいとして愉しみのひとつとなっています。
今回買取のリチャードジノリの稀少な陶板は、一見してリチャードジノリとわかるフルーツと小花の華やかな図柄で、インテリアとしていろいろなお部屋にも馴染む作品です。
陶板裏面にキズがみられたため、マイナス評価となってしまいましたが、お客様にご納得いただける買取額にてお譲りいただきました。
イタリア最大の陶器ブランドであるリチャードジノリは、今回買取のイタリアンフルーツやベッキオホワイトなど、他には見られない特徴ある作品の数々で、世界中で絶大なる人気を誇り、日本でも大人気のブランドです。
いわの美術では、リチャードジノリの洋食器などの買取を強化中です。
リチャードジノリは、1735年イタリア・フィレンツェに生まれました。当時は、ヨーロッパ各地で磁器研究が進められていた中、鉱物学に詳しかったカルロ・ジノリ侯爵自ら原材料や彩色を研究し、イタリア初の磁器を完成させたのです。2代目ロレンツォ・ジノリの時代には、外国から様々な磁土を輸入し、改良の末「トスカーナの白い肌」と讃えられる白磁が誕生しました。
1900年代には建築家ジオ・ポンティにより、アールデコを代表する「イタリアンモダンアート」を確立し、リチャードジノリの新しい面をみせています。
リチャードジノリには時代や作品などにより多少の違いはありますが、王冠にRichard Ginoriのバックスタンプが入っておりますので、買取査定の際はご確認ください。
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