お写真のお買取したガラスの置物は、世界が認めるガラス製造技術を持つスワロフスキー(SWAROVSKI)クーズーというクリスタルガラスのフィギュリンです。
クーズーとは、 Kuduというアフリカなどに生息する偶蹄類の一種のことで、お買取したスワロフスキーのクーズーは、SCS会員限定3部作として1993〜1995年に発売されたもののうち、1994年作の希少なお品です。
SCS会員とは、1987年、世界中のクリスタル愛好家たちの熱烈な要望により誕生したSCS(スワロフスキー・コレクターズ・ソサエティ)というスワロフスキーのコレクター組織です。
現在世界25カ国で32万人近くの会員がおり、特別な限定作品が毎年、SCS会員限定で製作され、アニバーサリー作品や、ナンバー付き限定作品などに人気が集まっています。
買取依頼のあったお品は、限定品の希少なスワロフスキーのフィギュリンでしたが、査定時にはSwarovskiのブランドボックスなどの付属品がなく、また、残念ながらスワロフスキーのフィギュリンにキズがみられたため、マイナス評価となってしまいました。
いわの美術では、スワロフスキーの美しいクリスタルのフィギュリンやジュエリー、シャンデリアなどの買取を行っております。
スワロフスキーは、ボヘミア(現在のチェコ)生まれのダニエル・スワロフスキーによって、1895年にオーストリアのチロルに創立されました。
ダニエルは父親が働いていたガラス研磨工場にてガラス職人として腕を磨いていましたが、そこでジュエリーストーンをカットする機械を発明します。この機械の発明は、それまでのハンドカットに比べ、作業時間も手間も大幅に短縮することを可能としました。やがて、ダニエルはガラス原料の生産からクリスタルの生産に至るまで、自社工場ですべて可能なシステムを作り、溶解炉や研磨工具なども独自で開発しました。
さらなる発展を遂げた現在のスワロフスキーはジュエリーからファッション、インテリア照明、建築まで手掛ける世界的規模のガラス工芸メーカーとなっています。
また、スワロフスキーはドルチェ&ガッバーナ、バーバリー、ヴェルサーチ、アルマーニ、ブルガリなどと多くの有名ファッションブランドとのコラボレーションも積極的に行っています。
白鳥をあしらったスワロフスキーのシンボルマークは、ガラスの純度の高さと透明度を表すシンボルとなっており、今回買取したクーズーにもみられるように、フィギュリンなどにはスワロフスキーの証として、この白鳥のマークが刻まれています。
いわの美術では、スワロフスキーのフィギュリンや時計、ジュエリー、シャンデリアパーツなどのインテリア照明関連品など幅広くお買取致しております。
スワロフスキーの買取査定では、作品や保存状態、またガラスの特殊加工の有無などによってもそれぞれ評価が異なりますので、買取のご依頼の際は、まずオンライン買取査定フォームでお問合せください。
また、外箱や栞など購入時に近い状態であるほど買取額は高くなりますので、保管しているようでしたら、買取査定の際、全てご一緒にご提示ください。