今回、いわの美術がお買取したお品物は千両箱です。
千両箱と言えば鼠小僧次郎吉が小脇に抱え貧しい人々に小判を配る姿を重い浮かべる人も多いかもしれませんが、実際に中身の詰まった千両箱は15kgほどの重さになると言われており、軽快に配り歩くには難しいと言われています。
千両箱は大量の小判を貯蔵する事を目的に江戸時代に普及した道具で、小判あるいは一分金の包塊などが収蔵されていました。
その後、二分金用の千両箱や大判が収納可能なタイプも作られるようになり、五千両箱や万両箱と呼ばれる頑丈な作りのものも登場しました。
名古屋市にある三菱東京UFJ銀行貨幣資料館には当時使用されていた万両箱が展示されており、江戸時代から明治維新まで京都の二条城で使われていたそうです。
さて、今回お買取した千両箱は縦40cm、横14cm、深さ12cmほどの一般的な千両箱でした。
角を帯包と呼ばれる鉄板で補強されており、鍵がかけられるようになっていましたが、当時使用していた鍵は行方不明との事でした。
古い蔵の解体という事でご自宅までお伺いし、その時に出てきたお品物でした。
この他にも貴重な古民具の買取をご一緒に行いました。
いわの美術では古民具の買取を行っており、千両箱も古民具に含まれます。
古民具と言ってもそれは一言では言い表す事ができないほど種類が豊富で、簡単に言えば古い時代に作られた家具や道具の事を言います。
古民具の特徴は今の大量生産にはない手作りの味わいと職人のこだわりを感じ、その当時の人たちの工夫や生活感を感じる事ができる楽しみがあります。
「こんな古いものあっても邪魔でしょうがない」「まだ使えるけれど捨ててしまうのは勿体ない」など様々な理由で古民具の処分をお考えの方は、古民具の買取実績を持ついわの美術にお任せ下さい。
いわの美術では古民具の出張買取を行っており、その場で現金精算を行っています。
お問合せの際はどのような古民具なのかしっかりとお伝え頂くとお話がスムーズに進みます。
また、メールやオンライン査定では画像を添付する事ができ、ご自身では何なのか分からない古民具もいわの美術の鑑定士が責任を持って査定を行いますので、お気軽にご相談下さい。