今回は、フランスの19世紀を代表する彫刻家、オーギュストロダン(Auguste Rodin)のブロンズ像をお買取致しました。
ロダンといえば「考える人」の像が有名で、隆々とした筋肉の像のイメージが強いですが、お買取致しましたロダンのブロンズ像は、優しい母と子の作品です。
天使のような可愛い赤ちゃんを、何かから守るような毅然とした母の様子が表現されています。
ロダンの彫刻作品は、“人体から型を取った”と言われるほどの真に迫る精密さに特徴がありますが、お買取したブロンズ像も人間の生命力や肉体の躍動感を感じさせる素晴らしい作品です。
赤ん坊の肌はふっくらとした柔らかみを感じさせ、前に伸びた美しい脚が目を引く母の方は、成熟した女性の肉体美を感じさせます。
ロダンの作品は、まず粘土で形をつくり、形のできた粘土の作品から、石膏の型をつくります。そして、その石膏の鋳型に、溶かしたブロンズを流し込むという鋳造により、その彫刻作品が完成します。
買取した鋳造のブロンズ像の重量は、およそ39.5kgで、作品には、A.Rodinのサインが確認できました。
美術品買取実績豊富ないわの美術では、オーギュストロダン(1840〜1917)の作品買取を行っています。
フランス パリ生まれのロダンは、最初は建物の装飾品をつくる仕事をしており、彫刻家としてデビューしたのは、36歳の時です。
その彫刻作品があまりにも素晴らしく、人々は、裸の人間を型どりしたのでは..と大騒ぎになるほどでした。
後世に残る芸術家として、世界的に知られるロダンは、77歳で亡くなるまで、「考える人」「地獄の門」「カレーの市民」などの様々な名品を残しました。
ロダンは日本びいきで、日本の絵画や置物などを多く収集していたそうですが、ヨーロッパで活躍した女優「太田ひさ」の芝居に感動し、彼女をモデルとした53点もの彫刻作品をつくったことでも知られます。
いわの美術では、「近代彫刻の父」と呼ばれるオーギュストロダンの作品買取を日本全国で行っています。
飾っていないロダンのブロンズ像がございましたら、買取実績多数のいわの美術にお任せください。大きな作品の場合は、出張買取にも対応致しますので、まずは一度お問合せください。