象牙の置物買取りました!!
今回、いわの美術がお買取りしたお品物は象牙で出来た置物です。
松江市の方から李朝の花瓶などと一緒に宅配でお買取り致しました。
象牙で出来た置物では、仙人や仙女、仏などを模ったものが多いのですが、お買取りした象牙の置物は珍しい少女の置物で、珍しい農民であろう装いをしたもので、地面に生える草木まで彫り込まれており、少女の立っている風景全体も思い浮かべる事ができるようなお品物でした。
象牙の適度な硬さは彫刻をする素材としては最もふさわしく、緻密で精巧な彫刻をできる事から中国では象牙を使った彫刻作品が多く作られており、中でも置物は数多くの種類が作られています。
象牙彫刻には、象牙本来のアイボリー色の美しさそのままの作品と必要な部分に彩色されているものの2種類が存在します。
象牙は、現在ではワシントン条約によって輸入する事が禁止されており、現在流通している象牙のみしか取り扱う事ができないため、年々取引金額が上がってきているお品物です。
また、中国美術は中国人のバイヤーが中国から流出した美術品を買い戻そうと必死になって世界中から美術品を集めており、数年前から高値で取引されているお品物となっております。
象牙の置物買取について
今回、お買取りした象牙の置物は重さ360gの500mlペットボトル位の大きさのもので、木製の台が付いていました。
特に欠損している箇所もなく、象牙にもヒビが見られませんでしたので、象牙の重さと美術的価値をプラスした買取額を提示させて頂きました。
象牙の置物の買取では象牙の重さも重要な買取ポイントとなっており、重たい方が価値も高くなっております。
象牙の置物は、プラスチックで象牙特有の格子模様まで再現した精巧な造りの偽物がございますが、象牙ではないため、いわの美術ではお買取りする事ができません。