南部鉄瓶買取りました!!
今回いわの美術がお買取したお品は、釜師小泉仁左衛門(仁左衛門釜)の南部鉄瓶です。
松山市の方から茶道具などと一緒に宅配でお買取り致しました。
小泉仁左衛門は江戸時代から三百五十年余り続く南部藩(岩手県盛岡市) 御用釜師の名跡で、現在の当主は十代目となっており、その作品は、「仁左衛門釜」として高い評価を得ています。
小泉仁左衛門の歴史は、そのまま南部鉄器の歴史と重なるといわれます。
江戸時代の四代将軍家綱の頃、茶道への造詣が深かった二十八代南部藩主の南部重直が、自藩から良質の鉄などの原材料が産出されることから、初代仁左衛門清行を京都から釜師として召し抱え、茶の湯釜を作らせたのが南部釜の起源です。
その後、三代小泉仁左衛門が「使い勝手のよい湯沸かし」をと創作し、南部鉄瓶が生まれました。三代小泉仁左衛門によって考案された南部鉄瓶は、茶道の世界だけではなく一般にも需要が増え、その名が知られていきました。
小泉仁左衛門(仁左衛門釜)の南部鉄瓶は、伝統に裏打ちされた形状や肌合いで、独特の雰囲気・品格を持ち、永年の実用性だけでなく、侘び寂びのある鑑賞用としても優れた作品となっています。
南部鉄瓶買取りについて
今回お買取した仁左衛門釜と銘のある小泉仁左衛門の南部鉄瓶は、無地の平丸形の格調高い作品です。背の低めな形状は安定感があり、かつ錆びた風合いが、侘び寂びの幽玄美を感じさせる鉄瓶です。
現在は、砂鉄を使った良質な南部鉄瓶は、材料不足などの理由からも手に入りにくくなっており、市場価値も高い仁左衛門釜銘の小泉仁左衛門の南部鉄瓶を共箱付で、高価買取にてお譲りいただきました。
いわの美術では、鉄瓶の買取を強化しております。
今回買取の小泉仁左衛門や鈴木盛久の南部鉄瓶や、亀文堂 波多野正平、秦蔵六作など有名作家の鉄瓶を高価買取致します。
また、金瓶、銀瓶も高価買取しておりますので、代々受け継がれてきた金瓶や銀瓶、使用していない鉄瓶がございましたら、いわの美術までご連絡下さい。